「もくもく会」とは?

複数人が集まり、自分の学習を「黙々と」進める会のこと
もくもく会とは、参加者それぞれが自分のテーマや課題に取り組みながら同じ空間(またはオンライン上)で作業を進めるイベントです。「もくもく」という言葉が示すとおり、基本的には無言で集中して作業します。
会ごとにジャンルやテーマを決めて開催することが多く、エンジニア向けだけでなく資格試験・デザイン・読書など様々なジャンルで開催されています。
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進捗の共有や軽い雑談を取り入れる会もありますが、集まりはするものの自分の作業に集中するのがもくもく会の原則。参加者は自分のペースで学習・開発・読書などに取り組めるため、「場の雰囲気があると集中しやすい」という方に向いています。
Pythonの学習を進めたい人・個人開発のコードを書き進めたい人・資格試験の勉強をしたい人など、目的がバラバラでも同じ会に参加可能。それぞれが自分のゴールに向かって作業する、緩やかな連帯感がもくもく会の魅力といえます。
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勉強会やセミナーとの違い
勉強会やセミナーは、主催者や登壇者が参加者に向けて知識を伝える形式が一般的。参加者は講義を聞き、質疑応答などを通じて学びます。講師からの情報を参加者が受け取る一方向のやりとりが基本で、学びを得ることが最終目標です。
一方、もくもく会に登壇者はいません。参加者全員が「学ぶ側」であり、自分が持ち込んだテーマを自分で進めます。他者に教わるというよりも、自分で手を動かしながら学び、タスクを進めるスタイルです。勉強会が「インプットの場」なのであれば、もくもく会は「作業・実践の場」といえるでしょう。
異業種交流会との違い
異業種交流会は、業界や職種を超えた人脈形成を主な目的とするイベントです。名刺交換や自己紹介、懇親会など、コミュニケーションが中心になります。自分が持っていない視点を知り、新たな気づきや発想、ひいてはビジネスチャンスを作る場です。
もくもく会は人脈づくりが主目的ではありません。参加者同士が会話する場面はあるものの、基本的には各自の作業が優先されます。「人とつながりたいけれど、交流会の雰囲気は少し苦手」という方にとって、もくもく会はちょうどよい距離感の場といえます。
ハッカソンとの違い
ハッカソンは、チームを組んで短期間(1~2日など)でプロダクトやアイデアを形にする開発イベントです。チームワークや成果物の完成度が問われるため、相応のプレッシャーや準備が必要になります。チームで目的に向かって取り組むのも特徴の一つと言えるでしょう。
もくもく会に競技要素はありません。成果を競うこともなく、発表が必須ではないので気軽に参加しやすい点が大きな違いです。「とにかく手を動かす時間が欲しい」という目的であれば、もくもく会のほうが気軽に活用できます。
エンジニアがもくもく会に出ても意味がない?

人によって向き・不向きがある
もくもく会の効果は、参加する目的や個人の性格によって異なります。もともと一人で自宅にいても集中できるタイプの方には、もくもく会は必要ないでしょう。また、講義やグループワークなどを通してしっかり勉強したい、人脈づくりが目的の場合はもくもく会は不向きです。
もくもく会はあくまで自分の作業に没頭することが目的。情報発信や交流、フィードバックが欲しい人には向いていない場合もあります。
逆に、もくもく会を有効に活用している方には、ある共通点があります。それは「目的を持って参加している」という点です。
もくもく会に参加するといい人
次のような状況に当てはまる方は、もくもく会から得られるものが多いといえます。
- 一人で作業していると集中力が続かない
- 在宅勤務や個人開発が中心で、人との接点が少なくなっている
- 勉強は続けているが、同じ志を持つ仲間がいない
- 週末に学習時間を確保したい
- Web系・IT系エンジニアとして社外の人脈を広げたい
出社頻度が少なく、職場以外に技術的な話ができる相手がいないと感じているエンジニアにとって、もくもく会は気軽に始められる「外との接点」といえるでしょう。
もくもく会はオンライン参加がいい?
在住エリアや参加する目的による
もくもく会には、対面(オフライン)形式とオンライン形式の2種類があります。どちらが向いているかは、住んでいるエリアや参加の目的によって変わってきます。
というのも、対面形式のもくもく会はコワーキングスペースや貸し会議室を借りて実施することがほとんどです。そのためもくもく会が実施できるような場所があり、ある程度人が集まる地域でないと実施が難しい場合も。首都圏や都市部ではオフラインでのもくもく会はよく開催されていますが、地方在住の場合は実施数がかなり少なく選択肢がない可能性もあります。
オンラインの場合、ZoomやDiscordなどのツールを使い、画面越しに各自が作業します。移動時間がかからず、自宅から手軽に参加できる点が大きなメリットです。オンライン開催なら地方在住の方も気軽に参加できます。
ただ、オンライン開催の場合は交流の場を設けるのが難しいというデメリットがあります。オフライン開催の場合、もくもく会終了後に懇親会を行う場合もあるので、少しでも人脈を作りたい場合はオフライン開催のもくもく会を探す必要があるでしょう。
もくもく会の探し方
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Step1. 実施しているもくもく会がないか検索する
もくもく会を見つけるには、イベント検索サービスを活用するのが近道です。代表的なサービスとして、以下が挙げられます。
「もくもく会」「エンジニア もくもく」などのキーワードで検索すると、オンライン・対面を問わず多くのイベントが見つかります。「東京 もくもく会」「大阪 エンジニア もくもく」のように地域名を加えると、参加しやすい会を絞り込みやすくなります。
また、X(旧Twitter)などSNSで募集をかけていることもあるので、SNSの検索窓で同じように検索してもよいでしょう。
Step2. 気になるイベントがあれば申し込む
イベントページでは、開催日時・場所・参加費・定員・対象者などが確認できます。初めて参加する場合は、以下の点をチェックしておくと安心です。
- 参加費は無料か有料か
- 懇親会が含まれているか(参加が任意かどうか)
- 対象スキルや使用ツールの指定があるか
- 主催者のプロフィールやレビューがあるか
オフラインで実施する場合は、会場の使用料を一部負担することが多いです。負担と言っても500~2000円程度で収まるので、出費としては痛くありません。オンライン実施の場合は接続ツールさえあれば無料で参加できるものがほとんどです。気になるイベントがあれば、まず申し込んでみましょう。
Step3. 当日参加する
初参加の場合、持ち物は基本的に「PC」と「作業したいテーマ」だけです。多くの会では冒頭に簡単な自己紹介やその日の目標発表の時間があり、終了後に進捗をシェアする流れが一般的です。
発表の内容や完成度を問われることはないため、「今日はここまでやった」という報告でも問題ありません。最初の一回は、雰囲気を確かめることを優先するとよいでしょう。
オフライン実施の場合、流れで懇親会が行われる場合があります。任意で参加することがほとんどなので、興味があれば顔を出してみましょう。
若手エンジニアにとってもくもく会に参加する意味とは?

似た属性の仲間に出会える
エンジニア向けのもくもく会には、Web系・アプリ開発・インフラなど、様々なジャンルの技術者が集まります。職場以外でエンジニアと繋がれる機会は少ないため、同じ志向を持つ人と出会えるだけでも参加する価値があります。異業種交流会ほどではないものの、別ジャンルの開発を行っている人の話を聞くだけでも学びになるでしょう。
また、同じ「学習を続けている」という共通点があるため、話が合いやすいのも特徴です。特に20代の若手エンジニアにとっては、同世代でスキルアップに取り組む仲間の存在が、モチベーション維持に大きく影響します。
交流会ほどの深い繋がりは作らなくていい
もくもく会では、深い人間関係を無理に構築する必要はありません。「今日も頑張ろう」と思えるような、程よい繋がりがあれば十分です。
勉強会や交流会のような場で積極的に話しかけるのが苦手な方でも、もくもく会なら「作業しながら自然に会話が生まれる」スタイルのため、無理なく関係性を育てられます。同じ会に継続参加することで、顔なじみができてくることも少なくありません。
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将来の転職につながる出会いがある可能性も
もくもく会に参加するエンジニアの中には、フリーランスや副業、転職を経験している方も多くいます。「どんな求人を見ているか」「年収交渉でどう動いたか」「SIerからWeb系への転職はどうだったか」といった話題が、終了時の懇談会や雑談中に出てくるかもしれません。
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転職や市場価値に関する生の情報は、求人サイトだけでは得られない部分があります。同じ技術領域に関心を持つエンジニア同士の会話から、キャリアのヒントを得られる場面もあるでしょう。
また、何度も同じ場に顔を出して距離を縮めることでリファラル採用として転職先を紹介してくれる可能性もあります。スキルアップと人脈形成を同時に進められる点が、もくもく会ならではの魅力といえます。
まとめ
もくもく会は、独学の限界を感じている若手エンジニアにとって、気軽に外との接点をつくれる場です。勉強会ほどのハードルはなく、オンライン・対面を問わず参加しやすいイベントが多くあります。connpassなどで「エンジニア もくもく会」と検索し、まず一度参加してみましょう。継続して参加することで、似た志を持つ仲間とのつながりが生まれ、スキルアップのモチベーションも高まっていきます。











