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新卒でエンジニアになるには?エンジニアの種類や求められるスキルを紹介

エンジニアには専門的な知識や高度な技術が求められますが、新卒でエンジニアになることは可能です。エンジニアといっても多くの種類があるため、自分が目指すべき職種を理解し、準備を進めていく必要があります。

本記事では、新卒からエンジニアになるための方法やエンジニアの種類、求められるスキルなどを具体的に解説します。

更新日: 2025/04/28
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タグ:#働き方

新卒でもエンジニアになれる?


エンジニアになるには実務経験が必須だと思われることが多いですが、新卒や未経験でエンジニアを目指す人も少なくありません。しかし、新卒や未経験からエンジニアとして活躍するためには、事前に基礎的な知識やスキルを身につけておくことが重要といえます。

また、エンジニアとしてのキャリアを考える際は、自分の強みを活かせる分野や興味を持てる分野を選択することが大切です。そのため、まずは自己分析を行い、自分の強みや本当にやりたいことを洗い出しましょう。

 

新卒エンジニアを目指すには?

 

ここでは、新卒からエンジニアを目指すにはどのような方法があるのかをいくつかご紹介します。

 

就活エージェントの活用や合同説明会に参加する

新卒でエンジニアを目指す場合、他の業種と同様に就活エージェントの活用や合同説明会への参加は有効です。特に合同説明会では一度に複数の企業の説明を聞くことができるため、企業ごとの特徴や業務内容の違いを知ることができます。
業界研究を進めている最中でまだなりたいエンジニア像が固まっていない場合は、さまざまな企業から情報を得られる点はメリットといえます。合同説明会に参加する前までは知らなかった企業を発掘したり人事担当者に直接質問したりできるため、これからエンジニアを目指す方向性を見つけるヒントになります。

また、就活エージェントは自分の強みや適性に合った企業を紹介してくれるため、興味を持てそうな企業を探す際に活用できます。エージェントによっては、エントリーシートの添削や面接対策などのサポートをしてくれる場合もあるため、活用して他の新卒就活生と差をつけましょう。

 

インターンシップ経由での採用を目指す

インターンシップへ参加することで実際の業務に近い経験をすることができるため、正社員になることを検討する前に会社の雰囲気や業務内容を把握できるといったメリットがあります。

さらにインターンシップでは、業務体験を通して自分のスキルを具体的にアピールすることができるため、その後の選考において大きなアドバンテージになる可能性があるでしょう。また、企業側もインターン期間中に参加者のスキルや人柄を確認できるため、採用に直結するケースがあります。

 

プログラミングスクールに通う

プログラミングに関する知識が少ない場合は、プログラミングスクールに通うことも有効です。スクールでは、基礎から実践的なスキルまで学べるカリキュラムが組まれており、未経験者にとっては短期間で効率的にスキルを身につけることができる有効な手段といえます。

また、プログラミングスクールによっては就職支援を行っているところもあり、卒業後にキャリアサポートを受けられるケースがあります。

 

把握しておくべきエンジニアの種類

 

エンジニアといっても、その職種は多岐にわたります。自分が目指すべきエンジニア職を理解し、求められるスキルを磨くことが重要です。
ここでは、把握しておくべき代表的なエンジニアの種類を紹介します。

 

フロントエンドエンジニア

フロントエンドエンジニアは、ユーザーが直接触れるインターフェースの設計・開発を行うエンジニアです。HTML、CSS、JavaScriptなどの技術を用いて、ユーザーの操作性や快適性を向上させるための工夫が求められます。デザインに興味がある方に向いている職種といえるでしょう。

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サーバーサイドエンジニア

サーバーサイドエンジニアは、Webサービスの裏側を支えるためにシステムの設計・開発を行います。サーバーやデータベースの設計、APIの開発などが主な業務であり、システムの安定稼働を支える重要な役割を担っています。

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インフラエンジニア

インフラエンジニアは、システムの基盤部分であるサーバーやネットワーク、ストレージの設計、構築、運用、保守を担当します。システムの安定稼働や効率化を図り、ダウンタイムを最小限に抑えることが重要です。
また、オンプレミス環境からクラウド環境への移行も主流になっているため、クラウドの知識や運用スキルも求められます。

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QAエンジニア

QAエンジニアは、ソフトウェア開発における品質保証(Quality Assurance/クオリティアシュアランス)を担当するエンジニアです。

QAエンジニアにはソフトウェア開発プロセス全体の品質保証をする役割があります。バグを見つけるだけではなく、テスト計画の作成やテストの自動化など開発プロセスの改善および最適化を行う役割を担います。

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ネットワークエンジニア

ネットワークエンジニアは、企業やサービスのデータ通信を円滑に行えるようにネットワークの設計や管理をする専門職です。セキュリティ対策や障害対応も重要な業務の一部であり、ネットワークの構築や保守に関わる知識が求められます。

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サーバーエンジニア

サーバーエンジニアは、企業のシステムを支えるサーバーの設計、構築、運用を担当するエンジニアです。特にクラウド化が進む現代では、クラウドサービスの知識も必要になります。安定したシステムの運用を支えるため、障害発生時に迅速に対応するためのトラブルシューティング能力も求められます。

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セキュリティエンジニア

セキュリティエンジニアは、システムやネットワークをセキュリティの脅威から守る専門職です。個人情報や機密データを保護するため、ファイアウォールの設定、侵入検知システムの運用、暗号化技術の導入など、幅広い対策を行います。
また、日々高度化するサイバー攻撃に対応するために、常に最新の技術や脅威に対する情報を収集する必要があります。

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アプリケーションエンジニア

アプリケーションエンジニアは、スマートフォンアプリやWebアプリケーションを開発するエンジニアです。特にフロントエンド(ユーザーが直接操作する部分)とバックエンド(データベースやサーバーの部分)にまたがる広範な知識が求められます。

 

AIエンジニア

AIエンジニアは、機械学習アルゴリズムを用いたAIモデルの開発やデータの前処理、最適化などを担当するエンジニアです。近年、AIは幅広い分野で活用されており、AIエンジニアの需要は急速に高まっています。AIエンジニアは、プログラミングスキルに加えて数学や統計学の知識も求められる職種です。

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エンジニアに求められるスキル

エンジニアは、技術的なスキルに加えて効率的に業務を進めるためのビジネススキルなども身につける必要があります。
ここでは、エンジニアに必要とされているスキルについて詳しく解説します。

 

論理的思考力

エンジニアの仕事には、複雑な問題を解決するために物事を筋道立てて考える能力が求められます。たとえば、システムの不具合を修正する際には、状況や問題の原因を論理的に考え、解決する方法を追求する必要があります。また、プログラミングでは、目的に応じて処理の流れや条件分岐、反復処理を適切に組み合わせ、正確な指示を組み立てることが求められるため、論理的思考力が欠かせないといえるでしょう。

 

コミュニケーション能力

エンジニアは1人で黙々と作業するイメージがあるかもしれませんが、実際にはチームメンバーとの協力やクライアントとの打ち合わせが日常的に行われます。
また、クライアントや非技術者とのやり取りでは、専門的な技術用語を噛み砕いて説明することも必要です。このように、エンジニアにはチーム全体の生産性を向上させるためにコミュニケーション能力が求められます。

 

情報収集力

IT業界は技術の進歩が早く、エンジニアは常に新しい技術やトレンドをキャッチアップする必要があります。特にAIやクラウド技術、セキュリティなど変化の激しい分野では、最新の情報をキャッチし、それを実務に応用できる能力が重要になります。
そのため、エンジニアはオフタイムや休日でも自主的に勉強や情報収集を続ける姿勢が求められます。また、技術コミュニティへの参加や勉強会、カンファレンスなどに積極的に参加し、人脈を広げることも情報収集の一環として有効です。

 

新卒エンジニアになるための対策

 

新卒でエンジニアを目指す場合は実務経験がないため、しっかりと事前準備を進めることが大切です。
ここでは、新卒からエンジニアを目指すための具体的な対策を紹介します。

 

スキルを身につける

エンジニアとして働くには、プログラミングスキルやデータベースの知識といったハードスキルが必須になります。新卒の場合、実務経験は求められないことが一般的ですが、最低限の知識は身につけておいたほうがよいでしょう。自身が目指す職種に求められるスキルを確認し、学習を進めておくことをおすすめします。
最近では、動画教材やオンラインコンテンツも豊富になっており、場所や時間を問わずに独学で学習を進めることも容易になっています。

 

資格を取得する

スキルや知識があることを証明する方法として、資格を取得しておくのも有効です。
情報系の国家資格は、取得を目指す過程で基礎から応用的な知識までを体系的に学ぶことができるためおすすめです。特に、ITパスポートや基本情報技術者といった資格は知名度が高く、就職活動において大きなアピールポイントになります。
また、分野によってはAWS関連やLinux関連の資格など、特定の技術領域に特化した資格を取得しておくことで専門性をアピールすることができます。

 

選考に向けた対策を行う

新卒の採用選考では、適性テストや面接が行われるため、事前にしっかりと対策をしておくことが重要です。新卒の場合、面接で実務経験のアピールは難しいため、過去の経験や学んだことを、どのように業務に活かせるかを説明できるようにしておきましょう。
また、自身で作成したアプリケーションやWebコンテンツなどがある場合は、ポートフォリオを作成しておくことが大切です。ポートフォリオを作成することで採用担当者が客観的にスキルや知識を判断できるようになるため、選考を有利に進めることができます。
なお、作成したポートフォリオはGitHubにアップロードすることで公開可能です。その場合は履歴書にGitHubのアカウントを記載することで選考の際にアピールできます。詳しくは以下の記事をご覧ください。

 

まとめ

新卒でエンジニアを目指すには、まず自分がどの分野のエンジニアになりたいかを明確にし、その職種に必要なスキルを身につけることが重要です。この記事で紹介した職種や求められるスキルの情報を参考にして、しっかりと準備を進めてください。

また、プログラミングスクールを活用してスキルを積むことや資格取得を通して知識を身につけることで、就職活動でのアピールポイントを強化できます。エンジニアとしての第一歩を踏み出すために、今からできることを始めてみましょう。

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