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JavaScriptでおすすめの資格は?勉強法やおすすめの書籍・サイトも紹介!

オープン系・WEB系問わず様々な開発現場で使われているJavaScript。どんな現場でも役に立つからこそ、きちんと学習したいと思う人もいるでしょう。JavaScript関連の資格は多数存在しており、レベルに合わせて資格取得を目指すことが必要です。

 

この記事ではJavaScriptの資格の中でも特にメジャーな4つの資格を中心に解説します。受験する資格の選び方や勉強方法についてもお伝えします。

 

資格取得と関係なくJavaScriptの勉強を進めたい方は、こちらの記事もご覧ください。

 

関連記事

・JavaScriptの勉強ガイド!勉強方法や勉強手順を紹介

更新日: 2025/11/27
カテゴリ:

JavaScript資格の種類と特徴

 

Webクリエイター

能力認定試験

HTML5プロフェッショナル認定試験

CIW JavaScript Specialist

JS Institute Certification

種類

エキスパート

スタンダード

レベル1、レベル2

分類なし

Web Developer、JavaScript Programmer

難易度

エキスパート:とても簡単

スタンダード:普通

レベル1:簡単

レベル2:普通

英語力によってはとても難しい

簡単~やや難しい

 

英語力によってはとても難しい

試験日

随時

随時

随時

随時

試験時間

エキスパート:

知識20分+実技90~110分

 

スタンダード:

実技のみ60~70分

90分

90分

90分

試験形式

指定会場でのCBT受験

CBT形式(会場もしくは自宅でオンライン受験)

CBT形式(英語での実施)

CBT形式(英語での実施)

合格ライン

65%

約70%

70.9%

70.9%

受験料

エキスパート 7,700円

スタンダード 6,100円

16,500円

175米ドル

(約26,000円)

69米ドル~295米ドル

(約10,000~43,000円)

※1米ドル=143円にて計算

Webクリエイター能力認定試験

Webクリエイター能力試験はJavaScriptに限らず、HTMLやCSSといったWebサイト構築に欠かせない言語習得もできる資格試験です。Webサイトの基礎知識も習得できる一方、エキスパートでなければJavaScript領域が出題されないので注意が必要です。勉強時間は比較的短く、40時間あれば十分学習できます。

種類

エキスパート、スタンダード

難易度

エキスパート:とても簡単

スタンダード:普通

試験日

随時

試験時間

エキスパート:知識20分+実技90~110分

スタンダード:実技のみ60~70分

試験形式

指定会場でのCBT受験

合格ライン

65%

受験料

エキスパート 7,700円

スタンダード 6,100円

 

HTML5プロフェッショナル認定試験

HTML5プロフェッショナル認定試験はWebクリエイター能力試験同様、HTMLやCSSについても勉強できる資格です。レベル2ではJavaScriptの文法が出題範囲に含まれ、演算子やオブジェクトの扱い方など、基本的な記述ができるだけの知識を習得できます。

種類

レベル1、レベル2

難易度

レベル1:簡単

レベル2:普通

試験日

随時

試験時間

90分

試験形式

CBT形式(会場もしくは自宅でオンライン受験)

合格ライン

約70%

受験料

16,500円

 

CIW JavaScript Specialist

ここまでは日本語で受験できる資格でしたが、ここからは英語で受験する資格を2つ紹介します。CIW JavaScript SpecialistはアメリカのCertification Partners社が展開している資格で、Web開発で必要なJavaScriptの技術が凝縮されています。CIWが提供するオンライン講座をすべて受講するのに140時間かかるとされていますが、あくまで英語が堪能な場合の話です。

種類

分類なし

難易度

英語力によってはとても難しい

試験日

随時

試験時間

90分

試験形式

CBT形式(英語での実施)

合格ライン

70.9%

受験料

175米ドル

(約26,000円)

 

JS Institute Certification

JS Institute CertificationもCIW JavaScript Specialist同様英語で受験する資格です。アメリカのOpenEDGというIT教育機関が運営しており、資格の受付スタートが2021年と比較的新しい点が特徴。汎用プログラミングと専門性の高いプログラマー向けの資格が存在しており、習得したい技術に合わせてクラスを選択して受講するスタイルです。

種類

Web Developer、JavaScript Programmer

難易度

簡単~やや難しい

英語力によってはとても難しい

試験日

随時

試験時間

90分

試験形式

CBT形式(英語での実施)

合格ライン

70.9%

受験料

69米ドル~295米ドル

(約10,000~43,000円)

 

JavaScriptの資格を選ぶコツ

JavaScriptの資格を選ぶコツ

 

経験レベルに合わせて選ぶ

ここまで紹介した4つの資格でもわかるとおり、JavaScriptの資格は難易度にばらつきがあります。JavaScriptの実務経験がないエンジニアの場合は、比較的簡単な資格から取り組むと理解度も深まります。一方で、JavaScriptを長年使っており、基礎がある程度固まっているエンジニアが簡単な試験に取り組んでもあまり意味がありません。公式サイトに掲載されている出題範囲に目を通してから、自分の習熟レベルに合った試験を選びましょう。

 

学習にかけられる時間から選ぶ

資格取得にかけられる時間によって資格を選ぶのも一つの手です。例えばWebクリエイター能力認定試験はエキスパートでも38時間前後で済むため、2ヶ月あれば仕事をしながらでも十分対策ができるでしょう。一方でCIW JavaScript Specialist・JS Institute Certificationはともに英語ができる状態でも140時間以上かかります。仕事をしながら勉強するとなかなかハードになるので、どのくらい資格取得に時間をかけられるか考えたうえで資格取得を目指すようにしましょう。

 

英語力を活かせるかどうかから選ぶ

今回紹介したCIW JavaScript Specialist・JS Institute Certificationはともに英語で試験を受けます。公式サイトからオンライン講座も受講できますが、講座ももちろん英語。そのため、英語力に自信がある、もしくは英語力を鍛えながらJavaScriptの知識を得たい人はこの2つの資格取得を目指してもよいかもしれません。ただ、プログラミングに関する専門的な単語も出てくるので、英語力次第では膨大な勉強時間になる可能性があることだけ覚悟してください。

 

JavaScript資格取得で得られる3つのメリット

JavaScript資格取得で得られる3つのメリット

 

需要があり、重要案件への参画も可能

JavaScriptは様々な開発領域で活用される言語です。特にWeb系エンジニアには必須の言語ともいえるでしょう。2025年8月現在、フリーランス向けの求人サイト「フリーランススタート」でJavaScriptを扱う案件は47,000件以上あります。アメリカのTIOBEの2025年8月ランキングでも6位にランクインしており、世界的にも需要があると証明されています。習得レベルによっては大型案件に参画できるチャンスもあるでしょう。

 

体型的に学んでスキルの深掘りができる

JavaScriptは実務経験を通して学ぶ機会が多い言語ですが、体系的に学んで様々な知識を網羅できると強みになります。今回紹介している資格は、どれもJavaScriptの基礎から応用まで幅広く学習可能。幅広く学習することで知識を網羅でき、Web系に限らず幅広い開発領域で活用できるスキルが身につきます。難易度の高い資格なら、問題解決能力や論理的思考といったビジネススキルも磨けるので、開発以外の業務でも活かせるスキルが身につくでしょう。

 

転職活動で有利に進められる

資格の取得はスキルを持っていることを客観的に証明できます。そのため、転職活動で有利に進められるでしょう。JavaScriptが必要なエンジニア求人はまだまだ多いです。求人検索サイト大手のIndeedでJavaScriptと検索すると、2025年8月現在で72,000件以上ヒットします。エンジニアからPM・PMOまで活用できる職種も幅広く、JavaScriptの知識があるだけで転職先の選択肢もぐっと広がるでしょう。

 

JavaScript資格取得の勉強の進め方

JavaScript資格取得の勉強の進め方

 

参考書やテキストを使う

勉強の進め方は人それぞれですが、経験が浅い人・アナログ学習したい人はテキストや参考書を買いそろえるところから始めましょう。JavaScriptは多くの人が学習している言語ということもあり、書籍も数多く出版されています。自身のスキルや勉強の進め方に合った本を選んでください。すでにエンジニアとして経験があり、オブジェクト指向言語に慣れている人におすすめの本は以下のとおりです。

 

JavaScript 第7版

改訂新版JavaScript本格入門 ~モダンスタイルによる基礎から現場での応用まで

JavaScriptエンジニア養成読本

概要

ECMAScript 2020とJavaScriptの歴史、WebブラウザのAPI、Node.js、ライブラリなどを網羅的に解説した本格的なリファレンスブック

最新のJavaScriptの基礎から、オブジェクト指向構文、Ajax、クライアントサイド開発まで、現場で役立つ知識を詳しく解説

JavaScriptがWeb開発において必須の言語になっている現状を踏まえ、JavaScript開発の全体像を解説

学べる知識

JavaScriptの歴史、WebブラウザのAPI、Node.js、React、Vue、Angularなど最新のフレームワークやライブラリの知識

ECMAScript 2015の新記法、オブジェクト指向構文、Ajax、クライアントサイド開発、テスト、ドキュメンテーション、コーディング規約など

JavaScript開発で最も重要なMVCフレームワーク、AltJS、タスクランナーなど

価格(税込)

5,060円

3,278円

3,178円

 

Web学習コンテンツを活用する

仕事が忙しくてまとまった勉強時間を確保しにくい人、実際に手を動かしたほうが身につきやすい人はWeb学習サイトを活用しましょう。短時間でも学習しやすく、疑問に対するサポート体制も整っているので、苦手分野もすぐにつぶしやすくなります。初心者向けから上級者向けまでレベルに応じたサイトが用意されているので、書籍同様習熟度に合わせて選びましょう。書籍と同じく、オブジェクト指向言語に慣れている人におすすめのサイトは以下のとおりです。

 

JavaScript リファレンス

Progate

paizaラーニング

概要

JavaScript言語の詳細が網羅的に記述された、ウェブ開発者向けのリファレンスサイト。ブラウザだけでなく、サーバーサイドでも使用可能

プログラミングをゲーム感覚で楽しく学べる学習アプリで、ブラウザ上ですぐにコードを実行可能

プログラミング初心者向けの動画学習サービス。特別な準備なくブラウザだけでコードを実行できる

学べる知識

JavaScriptの組み込みオブジェクト、式と演算子、文と宣言、関数やクラス、正規表現、エラーなど、言語に関する詳細な知識

JavaScriptの基本文法から、変数、条件分岐、繰り返し処理、配列、オブジェクト、クラス、npmパッケージ、コールバック関数など

JavaScriptの入門編に加え、Python、Ruby、Java、PHP、C#、HTML/CSS、AWS、機械学習、DB/SQL、Gitなども学習可能

有料版の有無

なし

あり

あり

 

HTMLやCSSも一緒に学ぶ

JavaScriptを扱う開発では、HTMLやCSSのようなマークアップ言語を併用する場面がたくさんあります。そのため、JavaScriptだけでなくマークアップ言語も同時に取得すると、より実務的な知識が習得可能です。HTMLだけでもWebサイトのマークアップは可能ですが、CSSが扱えるとデザイン性が上がり、より評価されるWebアプリケーションが作成できます。HTMLやCSSの実務経験がない場合は、ぜひ同時に習得しておきましょう。

 

JavaScriptの資格取得で気を付けたいこと

JavaScriptの資格取得で気を付けたいこと

 

資格の取得が仕事獲得と直結するわけではない

JavaScriptが比較的需要のある言語とはいえ、JavaScriptの資格を取得すれば仕事が来るわけではありません。確かに言語の知識を深めておくと、開発実務で役に立つことはあるでしょう。ただし、資格取得はあくまで知識を深める方法の一つでしかありません。実際の仕事に繋げるためには、職務経歴書やポートフォリオでアピールしたり、「JavaScriptが扱える案件に関わりたい」と上司にアピールする、扱える案件がある会社に転職する必要があります。持っている資格を活かすためにも、ぜひとも行動を起こしましょう。

 

資格取得がゴールにならないようにする

どの言語や資格にも共通しますが、資格取得はあくまでスタートです。資格取得のために勉強した内容を実務で活かし、経験を積んではじめてキャリアや収入につながります。資格を取っただけでは、資格手当が支給されるならその分給料が少し増えるのみ。給料アップやキャリアアップには継続的な学習と実務経験を積み重ねる必要があります。資格取得のみで満足せず、学習し続けて結果を出せるエンジニアになりましょう。

 

まとめ

JavaScriptの資格は日本語で学習・受験するものと英語で学習・受験するものの2つに分かれます。

 

日本語で受験する資格は比較的簡単なものが多いので、経験が浅い人や新しくJavaScriptを扱う案件に参画したエンジニアにはおすすめです。ただ、ある程度経験を積んだ人には物足りなさがあるでしょう。英語で受験するものは応用まで幅広く学べる一方で、言語の壁にぶつかる可能性があります。英語学習も兼ねて習得する場合、難易度が跳ね上がるので気をつけましょう。

 

また、資格取得はあくまで収入アップ・キャリアアップのための第一歩にすぎません。「学習した内容をどう活かすか」を常に意識しておきましょう。

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