Javaの将来性が高いといえる根拠4選
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Javaの求人数・案件数の動向
Javaは、日本国内では求人数および案件数ともに、2025年時点で第1位といまだに人気の高いプログラミング言語です。
人気の高さは決して一過的なものではなく、ここ数年は毎年第1位となっており、継続的に人気の高いプログラミング言語といえるでしょう。
そのため、今後もしばらくは企業からのエンジニアの求人では、Javaの技術者が求められると思われます。
大規模システムでの実績
Javaの特徴の一つに、大規模システムでよく利用されている点があります。大企業や官公庁が利用する大規模システムでは、堅牢で安全性の高いシステムであることが求められます。そのため、セキュリティ上の脆弱性対策が実施されているJavaが利用されています。
また、Javaはオブジェクト指向型のプログラミング言語であるため、部品を組み立てていくようにプログラミングを行います。そのため、複数の開発メンバーが協力してプログラミングを行う際に、効率的に開発を進められるという点も、Javaのメリットの一つです。
現在も進化を続ける言語仕様
Javaは、オープンソースであることから、開発者の声をキャッチアップし常に改善が行われており、進化を続けるプログラミング言語です。そのため、年々新たな機能が増えたり、プログラミングが効率的になるような施策が行われています。
参考までに、2024年に改善された仕様は、以下の3点です。
クラウドとAIに対応し活用領域が広がり続けている
Microsoft社の調査によると、適切なツールとフレームワークがあれば、AI開発をするためのプログラミング言語として、97%のJava開発者がJavaを選択するという結果が出ています。その理由としては、Javaは安定性と保守性が高いためといわれています。
また、アマゾンウェブサービス、Oracle Java Cloudサービスなどでは、クラウド環境におけるJava開発ツールが整備されています。クラウド環境は、今後ますます普及するため、Javaの将来性も高いといえるでしょう。
なぜJavaはやめとけと言われるのか?不安の正体
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言語仕様の古さと冗長性
Javaは、1995年にSun Microsystems社によって発表されました。誕生してから30年ということもあり、「言語仕様が古い」「冗長なコードになりやすい」といったイメージがあります。
しかし、定期的に機能のバージョンアップがなされているため、「言語仕様が古い」といった声は誤解であることが多いです。
Javaのバージョンアップは、メジャーアップデートが半年に1回、OpenJDKも4カ月に1回アップデートがなされています。
PythonやGoなどモダンな後発言語の台頭
AIの機械学習分野のプログラミングに人気があるPythonや、Webサーバー開発で注目されているGoなど、新たなプログラミング言語が発表され、人気が高まっています。
これらの後発言語は、ある特定領域に特化したプログラミング言語であることから、その領域だけに着目すると、「Javaは時代遅れ」という論調が生まれやすいといえます。
レガシーシステムの保守案件が多いというイメージ
Javaは歴史のあるプログラミング言語です。そのため、古いシステムにも使われています。よって、レガシーシステムの保守案件が多いというイメージを持たれた方もいるでしょう。たしかに、そういった一面もありますが、年々進化していくITと歩調を合わせるように、Javaは常に機能の改善・新規技術への対応を図っています。
そのため、今でもJavaで開発される新規システムも多いことから、、時代遅れのプログラミング言語と考えるのは早計といえます。
Javaで“今”求められている技術要素
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Spring Boot/REST API/RDBMS
Javaで今求められている技術要素としては、「Spring Boot」「REST API」「RDBMS」があります。「Spring Boot」は、フレームワーク使用時の環境設定が自動で初期設定がなされ、環境設定の時間短縮が図れるようになりました。
「REST API」はクライアントとサーバーの役割を分離し拡張性や保守性を担保するために必要とされています。
「RDBMS」は、Javaのプログラムからデータベースにアクセスするために、必要となる技術要素です。
AWS or GCPいずれか+Docker×CI/CD
「AWS」または「GCP」と、「Docker」「CI/CD」も、Javaで今求められている技術要素です。「AWS」および「GCP」はいずれも、クラウドサービスです。今後クラウドサービスの活用がさらに進んでいくため、これらの技術の取得も必要不可欠といえます。
「Docker」とCI/CDは、ソフトウェア開発プロセスを効率化するための手法であり、短工期での開発が求められていることから、こちらもJavaで今求められている技術要素です。
SRE/セキュリティの基本(脆弱性対応の実務)
SREはIT運用を効率的に行うためのエンジニアリングアプローチです。開発するだけでなくシステム運用も求められていることから、Javaで今求められている技術要素の一つです。
近年は、サイバー攻撃による被害も多いことから、情報セキュリティについての基本的な知識も必要とされる技術要素です。
将来性の高いJavaエンジニアであり続けるための学習方法
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1.オブジェクト指向の理解を深め基礎を盤石にする
Javaは、オブジェクト指向のプログラミング言語です。そのため、オブジェクト指向の考え方や基礎について、しっかりと理解しておくことが重要です。
特に、オブジェクト指向の必要性については、自分の言葉で説明できるレベルまで復習しておくとよいでしょう。オブジェクト指向の根本が理解できていないと、再利用性や拡張性およびセキュリティレベルの高いプログラミングができないためです。
2.実務必須のフレームワーク「Spring Boot」を習得する
先ほどもふれたように、Javaを使ってプログラミングを行うにあたっては、「Spring Boot」の利用が必要不可欠といえるでしょう。現在のJava開発においては、デファクトスタンダードとまでいわれています。
「Spring Boot」を習得するためには、簡単なCRUDアプリケーションを自分で製作してみると、理解が早まります。
3.市場価値を飛躍させるクラウドスキルを身につける
現在は、Webアプリケーションのサーバーサイドの開発と、クラウドは切っても切れない関係にあるといわれています。そのため、Javaのエンジニアには今後ますますクラウドに関するスキルが求められるようになるでしょう。
例えば、AWS認定資格を取得することは、非常に有意義であるといえます。自分の市場価値を高めるためにも、これらの資格を取得すべく学習していくことをおすすめします。
まとめ
本記事では、Javaの将来性や、Javaエンジニアに今求められている技術、および学習方法について解説しました。
JavaはITの進化に伴い、バージョンアップが行われているため、将来性が高いプログラミング言語であること。今後もJavaエンジニアとして活躍することを見据えると、クラウドや情報セキュリティのスキルが必要だと分かったかと思います。
これからJavaを学ぼうとしている方は、今回紹介した内容を参考にされるとよいでしょう。











